2014年11月17日月曜日

デマンド・レスポンスの考え方その2

需要側と供給側とのバランスを保つ、デマンド・レスポンス(DR)
①ピークカットとピークシフト
 電力需要曲線(一日のベース電源、ミドル電源、ピーク電源をグラフで表したもの)を限りなく平坦に近づける。これは、瞬間電力量(KW)の最大値(ピーク値)を、いかに低く抑えるかが基本料金を低くすることに通じる。
 具体的には、ピーク時間帯(午後1時から3時)の需要を抑えたり、ピーク時間帯の需要を、需要の少ない時間帯に移すことである。前者をピークカット、後者をピークシフトと言う。
このピークカット及びピークシフトを行うためには、A「消費電力の可視化」とB「消費電力管理」をする必要がある。このAとBの仕組みによる需要側へのメッセージが、DSM(Demand Side Management)と呼ぶ。
 このメッセージを需要側に発し、ピークカット及びピークシフトを実行した需要者に対価として協力金を支払う経済的合理的な仕組を、デマンド・レスポンス(Demand Response)と呼びます。
次回は、ネガワットとについて述べる。

2016年電力小売の全面自由化に向けた電力ビジネス

  新電力EXPO2015は2016年電力小売の全面自由化に向けた、電力市場を活性化するための展示会である。電力供給サービス、デマンドレスポンス、再生可能エネルギーの活用、電力事業の支援サービスなどを一堂に展示し、企業、ならびに行政・自治体・団体の皆様の電力コストの削減や、エネルギー使用の合理化を推進する。
 また、電力自由化に伴い、電力販売を軸とする新たな電力事業モデルや、企業アライアンス、省エネ支援サービスの新規開発、異業種業界の電力市場の参入機会など、新たな電力ビジネスを創造する。







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