2012年11月15日木曜日

新電力の市場性について

新電力(PPS):特定電気規模事業者
 新電力の販売電力量は、高圧(50KW以上)2.96%、特別高圧(2,000KW以上)4.17%、全体では、4.17%のシェアしかなく、東京電力7%。関西電力6%。中国電力2%に過ぎない。配送電分離とい言葉がでて久しいが、現在、一般電気事業者は、配送電の利権を話すことはしないであろう。
 PPS業者は、一般電気事業者の不透明な託送料金、同時同量におけるインバランス料金に悩まされながら経営を行なっている。さらに、JEPX:日本卸電力取引所でのスポット取引、先渡し取引、グリーン電力卸取引仲介等が行われているが、この市場も小売全体の0.6%と低い。
まず、新電力の市場性を向上させ、電力料金を下げるには、配送で電の分離と電力卸取引所のシェア向上が必修である。