2012年8月12日日曜日

新電力でなぜ電気料金が安くなるのか?

 新電力(PPS)の供給する電力は、一般電気事業者(9電力業者)以外からの発電設備設備の余剰電力分をメインとし、一般電気事業者の送電線を利用して供給している。したがって、設備費、修繕費、人件費といったコストの高い部分を抑えることで、競争力のある価格で、電力を提供することが可能である。

 新電力会社は、顧客の負荷率の低い施設の電力を、その電力契約の切り替えにより電力シェアリングにより、平準化により省エネを行っている。なお電力は、価格面の安さで競争優位に立てるのではなく、kwhあたりCO2排出量の少ない電力(CO2排出係数)にニーズがあるのが当然である。再生可能エネルギーは、CO2の排出がない質の高い電力である。6月17日からの日本卸電力取引所で、1000KW未満の「分散型・グリーン売電市場の創設」に期待したい。