2011年10月30日日曜日

ベトナム国「アブラギリ植林によるCO2削減」について

三井物産環境基金による「アブラギリ植林によるCO2削減」最終報告の概要。
 ジェトロファーの海外畑作支援は、現時点で助成金を付け政官学一体で実施されている。このビジネスモデルは、ベトナム国についても将来性のあるビジネスモデルと確信できる。私のベトナムでの体験及び実証実験を通じて、下記の課題をクリアすることでさらなる飛躍(一本当たりの収穫量)が期待される。

①種子種類と土壌の適正な組合せ

②苗木の移植のタイミング(雨季と乾季)

③間作、有機肥料の活用で育成

④適切な剪定方式を行い、1本当たりのの収穫を3年面5KG以上とする。

⑤毒性の人体影響による対策。皮膚及び呼吸器に対する安全衛生保護具の活用

⑥副産物として、グリセリン、有機肥料、煉瓦製造における燃料等

⑦製造過程における、マイクロクレジットのさらなる理解と教育

⑧政官学のさらなる支援と小型CDMの推進

 原油及び為替リスクも含めて、ベトナムでの経済支援活動は、今後ともより一層推進する必要があります。折角の3年間開発ノウハウを生かし、今後のナンヨウアブラギリ製造活動を通じて、CO2削減、砂漠化防止、環境保全活動を、政官学の協力のもと推進させていきたい。